『予防商品は売れない…』

「最近、広告を出し始めたんですけど、全然反応が無くて…」
ニーズがあるのは、分かっています。すでに、満足してくれているお客さんもいます 。広告文やランディングページだって、ちゃんとセオリー通りに作られています。型もしっかり守られていて、本来なら反応があってもおかしくない状態です。
でも、一切反応が無い…。
広告の世界には、こんな格言があります。
「広告で予防は売れない」
「予防」つまり、将来起こるかも知れない問題に対処する というような商品は、広告ではとても売りにくいということです。ほとんどの人は、未来のこと、未来の問題に対処しようとはしません。というより、行動するモチベーションが低くなります。
仕事に置き換えてみましょう。
緊急性の高い問題が発生すると、「今すぐ解決しないと!」って、すぐに行動に移せる人は多いと思います。でも、将来のための活動とか、将来起きそうな問題に対処するって、「まー大事なんだけど、また今度でいいか」と先延ばしにしてしまうみたいなことありませんか?
予防とか、将来のことって、どうしても「今すぐやらないと!」っていう緊急度が低いので、ついつい後回しにされてしまいます。もちろん、ちゃんと説明して、予防することの重要性とか、その予防や対策をしなかったらどうなるかってことを伝えれば、予防商品も売ることは出来ます。
でも問題は、広告でそんな説明してる暇はありません。
広告では一瞬で見込み客の注意をひいて、商品を「欲しい!」という状態にする必要があります。その一瞬で、予防の必要性とか、対策の重要性を教えることは、相当難しいのです。
では、広告で売りやすい商品とは…?
では逆に、広告では、どのような商品を売れば良いのでしょうか?答えは簡単です。予防の逆を売れば良いわけです。つまり、
今の欲求を満たすもの
今起きてる問題の解決策
を売ることがとても大切です。
「今まさに、見込み客が抱えている問題・悩みは何か?」を見つけて、それを解決する商品を、広告で売れば良いのです。そして、一回あなたのお客さんになって、関係性が出来れば、話をしっかりと聞いてもらうことが出来るので、予防商品だって売っていくことが出来ます。
ポイント:いきなり新規客に"予防商品"を売るのは、相当難しい…
一瞬で注意を引かないといけない新規客に、予防の話をしても、聞いてもらえる確率はかなり低いです。
予防商品を売るなら、関係性が出来た既存客に、しっかりと予防の重要性や必要性を伝えた上で、売っていけば良いのです。
新規客にわざわざ、難しい「予防商品」を売らなくても、緊急度の 高い問題の解決策を売るようにすると、もっと簡単に反応をとっていくことが出来ます。
あなたのお客さんが、今困っていることは何ですか?
あなたのお客さんが、今まさに悩んでいることは何ですか?
…その中で、「今すぐ解決したい!」と強く望んでいるものは何ですか?
広告では、その問題の解決策を売るようにしてみてください。そうすれば、きっと、あなたの広告の反応は、高くなると思います。