“いい商品なのに売れない”を終わらせる

あなたのビジネスを一瞬で変える“コア・コンセプト”の力
「どうしてなんだろう…?」
夜、静まり返ったオフィスで、佐藤さん(45歳・中小製造業の社長)は、売上グラフを見つめながらため息をついていました。
自信を持って開発した新商品。品質も、機能も、デザインも悪くない。
チラシも作った。SNSも更新している。広告も打ってみた。
それでも、数字は思うように伸びない。
「うちの商品って、どうして伝わらないんだろう…?」
その問いに答えられずに、時間だけが過ぎていく。
実は、これは佐藤さんだけの悩みではありません。
長年、私は多くの経営者や個人事業主とお会いしてきましたが、同じ言葉を何度も聞いてきました。
「いい商品なのに売れない」
「努力しているのに成果が出ない」
「他社より良いものを作っているのに、選ばれない」
しかし、ここに決定的な“誤解”があります。
商品が売れないのは、商品が悪いからではありません。
売れない本当の理由は──
**『伝わるコンセプトがないから』**なのです。
どんなに素晴らしい技術や思いがあっても、
「誰の」「どんな問題を」「どう解決するのか」が明確でなければ、
お客様の心には届きません。
つまり、「何を作るか」よりも前に、
「なぜそれを作るのか?」が伝わらないと、誰も動かないのです。
ここで重要なのが、「コア・コンセプト」という考え方です。
コア・コンセプトとは、あなたのビジネスをレーザービームのように一点に集中させる“ビッグアイデア”のこと。
「より優れたもの」ではなく、「まったく新しい視点」でお客様の頭の中に“欲求の空白”を作るものです。
その空白を埋められるのは、あなただけ。
だからこそ、競合がいなくなる。
たとえば、他の人が「かわいい雑貨」を売っているとき、
あなたは「ストーリーでつながる雑貨」を売る。
他の人が「健康サプリ」を売っているとき、
あなたは「人生のリズムを整える習慣サプリ」を売る。
このように“カテゴリー自体”を再定義することで、あなたは「一番乗り」になることができるのです。
多くの人は、“創造型企業家”の思考にとらわれています。
「自分の作りたいものを作る」「自分の世界観を形にする」──これ自体は素晴らしいことです。
しかし、それだけではお客様の心には届きません。
成功するのは、“課題解決型企業家”。
つまり、「相手の問題をどうすれば解けるか?」という視点を持つ人です。
「創造型」は自己表現の世界。
「課題解決型」は、共感と変化の世界。
この発想の転換こそが、商品を“趣味の延長”から“ヒット商品”に変える分岐点になります。
コア・コンセプトを見つけるには、3つの問いを自分に投げかけてみてください。
1つ目、「私の商品が存在する真の理由は何か?」
2つ目、「この考えを知ったお客様は、どんな優越感を感じるか?」
3つ目、「この考え方を信じると、どんな未来が見えるか?」
この3つの答えの中に、あなたの“唯一無二のポジション”が眠っています。
売れるかどうかはセンスではなく、設計です。
私が33年間のマーケティング現場で確信したのは、「売れる商品は偶然ではなく設計できる」ということ。
コア・コンセプトを設計し、お客様の課題を解決する形で商品を組み立てれば、
売れる理由は自動的に生まれます。
コア・コンセプトとは、あなたの商品に魂を与える“ビジネスの核”。
それが明確になった瞬間から、あなたの商品は「モノ」ではなく「物語」に変わります。
そして、その物語に共感した人たちが、“ファン”としてあなたの周りに集まり始めるのです。
もしあなたが今、
「どうしてもうまく伝わらない」「価格競争から抜け出したい」と思っているなら、
まずは“コア・コンセプト”を見直してみてください。
それが、あなたのビジネスを一瞬で変える最初の一歩になります。
そして、あなたの中に眠る“唯一無二のビッグアイデア”を一緒に見つけたいと思ったら、
あなたの想いを、世界が待っています。
それでは (^^)/
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