「マーケティングは石切り作業」
自民党の総裁選の候補者もそろそろ出そろってきましたね。
僕は個人的には高市早苗さんの国家観に共感するところがあります。
おっと、こんな話をするつもりではないんです。
政治家に限らず、企業でもよくありがちなのが、新任者は前任者否定から入るということです。
新しい政策を試したくなる気持ちもよくわかります。
でも、新しい政策を軌道に乗せるにはまた一から積み上げていかなければなりません。
時間と労力とお金がかかってしまいます。
経営者も同じような失敗を良くやらかします。
それは新規の顧客開拓にばかり一生懸命になったり、新しい販路を開拓してみたくなったり、新しい宣伝方法を試してみたくなったり、新しいキャンペーンをやってみたくなったりします。
それらは決して悪いことではありません。
しかし、うまくいっているキャンペーンや既存客をどうして蔑ろにするのでしょう?
ゲリラ・マーケティングのジェイ・C・レビンソンはこう言っています。
「石切り工は石の一箇所めがけて何度も何度もハンマーを振り下ろす。そしていつかは石は割れる。マーケティング・マネジャーはニッチを探しだして、そこに狙いを定める。そしていつかはそのニッチを占領、支配することになり、マーケティング目標は達成される。そのためにはうまくいったキャンペーンを愚直なまでに何度も何度も繰り返すことである。必要なのは天才ではなく、忍耐力である。」