「売る」罪悪感
「売る」ことに対して、とてもいい話がありますので、長文ですがご披露します。
何かを売ることに対しての罪悪感を持っていませんか?
何かを売る行為、セールスする行為って事に対して、なんとなく嫌な感じというか、できればやりたくない気持ちって誰にでもあると思うんですね。
その原因は、セールスつまり何かを売るという行為は、「相手からお金をもらう」「相手の資産を奪う」という風なイメージを持っているからなんですね。
心理的に人は、何かを売られた時に、自分のお金を守るために「抵抗」するものです。
だから、奪う・奪われるの関係性だと思ってしまうんですね。
人はものを買うのが大好きです。
じゃなかったらストレス解消でショッピングとか行かないでしょう。
ただ、タイミング悪い時にこちらの都合を無視して売ってくる下手なセールスマンが嫌いなだけです。
さらに、もっと大きな目で考えてみましょう。
相手からお金をもらいますよね。
そしたら、奪って終わりですか?違いますよね。
あなたは、商品やサービスをその対価として提供するわけじゃないですか。
その商品やサービスの価値は、もらったお金よりも低いんでしょうか?
だったら罪悪感を感じると思います。
でも、そんなことないですよね?
なので、セールスってのは基本は、価値の交換なわけですね。
なのになんで罪悪感感じるのか?
ま、(お金を奪う)って刷り込みが強すぎるって事があるんですが、基本的には、抵抗されるからじゃないでしょうか?
売ったら抵抗されるから、ちょっとな、、、と。
『いい人で居たい』欲求が強く勝ってしまうんでしょう。
でもですよ。
例えば、あなた自身も売られて、すんなりとモノを買うことってあると思うんですよ。
むしろ、何かを「欲しい」って思う事って日常茶飯事じゃないですか。
その時に、抵抗なんかしませんよね?
つまり、抵抗が発生するのは、タイミングが悪かったというだけなんです。
売ると言うのは、取引を持ちかけるということです。
相手が、その取引に対して、何の魅力も感じてないのに、相手の大切なものとの交換取引を持ちかけたら、そりゃ誰だって抵抗しますよね。
それと同じことです。逆に言えば、
相手がその取引を「したくてしょうがない」時に、取引を持ちかけなかったら、相手はガッカリしてしまうでしょう…
そして、あなたの売ってる商品・サービスが相手のためになる、相手の役に立つと心から信じているなら、その取引に興味を示してもらって、取引を持ちかけないとだめですよね?
そうじゃないと、その相手は、お金を別の事に使ってしまいますよ。
あなたが、売らなかったら、相手はその分のお金を蓄えるのでなく、他のどうでもいいものに使ってしまいますよ。
人間、そういう生き物なので。
そして、大きな視点で考えても、その取引、売買という事を繰り返すことで、経済ってのは成長していくわけです。
『金は天下の回りもの』とは良く言ったものです。
取引をすればするほど、売買をすればするほど、みんなの価値が増えていくってことになります。
なので、あなたが売ることを止めてはダメなんですよ!
お客さんを集めて『売る』という行為が、日本の社会を回してるんです。
それをたくさんやればやるほど、全体の価値が膨れ上がるんです。
売ることに関する価値を考え直してください。