安物買いの銭失い
あなたはスーパーに買い物に行きますか?
私はスーパーでの買い物が好きでよくいきます。
夕方に買い物に行ったときなどは、
係の人が「半額」とか「30%オフ」などの
値引きシールを貼っているのを見かけませんか?
おばちゃんに交じって、私などはその係の人が
値引きシールを貼るのを待っていたりします(笑)
夕方になぜ値引きシールを貼るのでしょう?
フ―ドロスの一環?
廃棄をできるだけしないため?
お総菜や牛乳などの賞味期限の短い商品は、
日配品と言って、
その日のうちに売り切ってしまわないと
翌日売ることができないので、
なんとかその日のうちに売り切ろうと、
損をしないギリギリの価格まで、
値引きをして販売するんです。
ずっと前からスーパーではよく見られる
方法ですが、最近ではいろいろな業界に
見られるようになってきました。
ホテルや航空券にとどまらず、
幅広い商品・サービスに裾野が広がっています。
このままでは売れない、つまり需要がない時
には価格を下げる。
その逆もあります。
需要があるときは、価格をあげます。
ゴールデンウィークの宿泊費や航空運賃
などがそうです。
これは需給に応じて価格を柔軟に変動させる
ダイナミックプライシング(変動価格制)
と言いますが、これが今、過渡期を迎えています。
変動価格制は価格に敏感な消費者が、
値上げを受け入れず、反発を招く事例も相次いでいます。
食品の売れ残り抑制や混雑緩和などに
つながる潜在力を秘めるだけに、
社会に浸透させる知恵が問わています。
わかりやすく言えば・・・
欲しい時に
欲しいモノを
欲しいだけ
欲求に見合った価格なら売れる!
ということです。
今すぐほしいわけではないのに、
安さにひかれてつい買ってしまう。
消費者心理を巧みに突いた戦略です。
でも、昔からよく言われるように
「安物買いの銭失い」ということです。
我々のような弱小企業にはそんな余裕は
ありません。
我々がとるべき戦略は・・・
価値のあるモノの価値を正確に伝えて、
適正価格で買ってもらうしかないんです。
そのためには考えられるのは、、、
わかる人だけに買ってもらえればいい
といった潔さを持つ。
ロスを出さないために予約受注をする。
そして、損をしないように戦略的に計画する
事なんです。
そうすれば、お客さんも我々も納得をして、
お互いにハッピーになれるのではないでしょうか。