フェラーリが欲しい!でも・・・
いつかはクラウン…
なんて時代がありましたよね。
今もクラウンはとても高価な車ですが、フェラーリに乗りたい!と思ったことはありませんか?
でも、買えないので、いくら欲しくても手に入れることができません。
中古の軽なら、なんとか買えるかな(中古の軽も最近はいいクルマがいっぱいあります)。
でも中古の軽は欲しくない。
人はモノを買うときに、二つのハードルをクリアして買います。
一つ目のハードルは、「欲しいか欲しくないか」というハードルです。
欲しくないモノはどんなに安くても買おうとは思いませんよね。
だって欲しくないんだから!
二つ目のハードルは「買えるか買えないか」というハードルです。
お財布との相談です。
人がモノを買うときは必ず、一つ目のハードルから二つ目のハードルの順番で判断をしていきます。
人はモノを買うときは感情が優先するので、まず欲しいと思ってもらわないと、二つ目のハードルである買えるか買えないかの判断まで行きつきません。
フェラーリの例でいうと、「フェラーリは欲しいけど、高価なので金銭的に無理なので買えない」という判断に行きつきます。
たまに、欲しくないけど安いので(買えるので)買っておこうということが起こります。
無駄な衝動買いです(うっ…心が痛い)。
さて、お客様が「買える価格」の商品を販売している人は、一つ目のハードルをクリアしてもらうためには何が必要なのでしょう?
「欲しい」と思ってもらうためには、他社よりも優れている点や独自性、特筆すべき特徴などを、「数字」を使って具体的に説明すればいいのです。
よくある失敗は「どこよりも高性能」とか「日本一美味しい」とか「他ではまねのできない・・・」とかの抽象的な宣伝文句を並べたてることです。
それではお客様には響きません。
高性能かどうか、美味しいかどうか、他よりも優れているかどうか、などはお客様が判断することなので、お客様が判断できる具体的な事実を誠実に伝えることが大事です。
判断はお客様に任せましょう!