どうぞ盗んでください!

ソールフードが進化して、高価なお料理になる現象は、
ラーメンが代表格なのかもしれませんね。

その逆で元々はファストフードだった
握り寿司が高級日本料理になり、
その後回転寿司という画期的な技術により
大衆化されたりと、
日本食の進化がいたるところで起こっています。

次は「おにぎり」だそうです。

2015年に「おにぎらず」というおにぎりの断面を
見せる萌え系おにぎりがブームになり、
2019年には南極地域観測隊のレシピが広まった「悪魔のおにぎり」、
2022年に「チュモッパ」という韓国風おにぎりがブームになりました。
記憶に新しいところでは2023年には「ボンゴ」などの
専門店の「塩むすび」などのほろほろ系がヒットしました。
そして2024年はパリ五輪を契機に
「パリおにぎり」がヒットしそうだというのです。

ホンマかいな?と訝るのは私だけ・・・(笑)

でも、おにぎり界にパリの風が吹き込んでいるのは、
どうもホントらしいんです。

今のフランスでのブームを逆輸入し、
クリームチーズやトマトなど"パリっぽい"食材で
アレンジするおにぎりが日本でもヒットしそうなんです。

フランスでの人気の理由は、
「安くて手軽に『日本っぽい』を味わえる」とのこと。
「数年前は日本食カフェなどにしか取り扱いがなかったのが、
最近はスーパーなどでも売られるようになってきたそうです。

現地では「おにぎり」ではなく「おむすび」
という呼称で親しまれています。

ちなみに「おにぎり」と「おむすび」の違いって
わかりますか?

おにぎりとおむすびを広辞苑で調べてみると、
以下のように書かれています。

おにぎり【御握り】……にぎりめし。おむすび。
おむすび【御結び】……握飯(にぎりめし)のこと。

そこで気になるのは「にぎりめし」だけれど、
にぎりめしに関しては「握り固めた飯。むすび。おにぎり。」
と記載されています。

つまり、この3つは同じもので、
ご飯を握って固めたものはすべて
「おにぎり」「おむすび」「にぎりめし」の
どれかで表現すればよいということです。

ではなぜ2つの呼び方が存在するのでしょうか?

日本の多くで「おにぎり」という呼び名が主流となっていますが、
関東から東海道にかけては「おむすび」と呼ばれることが多いんですよ。

「おにぎり」「おむすび」は形にも大きな違いはなく、
神の力を授かるために米を山型(神の形)にしていると
伝えられていますが、
丸いからおにぎりではないということでもなく、
明確におにぎりとおむすびの違いは定義されていません。

ということで違いはないということでした m(__)m

おにぎりは、「すし」に比べるとまだ知名度は高くないですが、
おにぎりが親しまれる背景には、
どうも日本のエンタメコンテンツの存在がありそうです。

あるフランス人は、
「日本の食生活は漫画やアニメで見ているので、親しみがあります」
とのことです。

2021年にパリに開業した「O-Kome」は、
フランス人がオーナーのおにぎり店ですが、
「コンビニでおにぎりを発見して、
とてもおいしくて実用的だと感じました」とのこと。

でっ、早速フランスで「O-Kome」を開業したそうです。

驚くのは・・・
お客さんのうちの半数がリピーターなんだそうです。
最初は馴染みのある肉系おにぎりを好むんですが、
2回目以降は新しい味を試す人が多いそうです。
海藻や梅干し、味噌を使ったおにぎりは人気があるそうです。

50%がリピーターとはホントにビックリです!
ということはリピーターが新規客を連れてくるので、
この店は繁盛間違いなしですね!

また、フランス人は食事に時間をかけるイメージがありますが、
おにぎりはヘルシーで移動中でもサクッと食べられるのが人気
なんです。

これもちょっとビックリです。

それにビーガン(完全菜食主義者)やグルテンアレルギーの
人からも買われているようです。

これには納得!

現地で独自進化したパリおにぎりですが、
サーモンやクリームチーズ、ドライトマトなど
日本にはない発想で作って食べても、
普通においしいそうですね。

ゆくゆくはカリフォルニアロールのように逆輸入されるのでは・・・

そしてスシローのターンテーブルで回ってたりして・・・(笑)

おにぎりにしても寿司にしても、
新発想にチャレンジする勇気が必要ですが、
それが持てないときは、マネっこしましょう!

つまり、先駆者の発想を盗むんです!

盗むというと何か後ろめたさを感じますが、
「習う」、「学ぶ」と言い換えれば、
後ろめたさは感じませんよね。

私の「モノづくりメソッド」も
どうぞ盗んでください!

詳しくはこちら・・・クリック!
【基礎講座)→https://concreate.jp/sl/mono/sl_06/
【実践講座)→https://concreate.jp/sl/mono/pt_02/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA