「ドンキ」のネーミングの秘密

あなたは自分のことを良く知っていますか?
ふと我に返ったとき、周りの白い目を感じたことはありませんか?

酔っ払た時の失敗などを思い起こせば、身につまされる、なんてことないですか?

私も度々、酒の上での失敗を重ねてきたので穴があったら入りたい気分です(笑)

お酒を飲んで酔っ払うと、急に声が大きくなったり、
同じことを何度も何度も話したり、
昔の自慢話を得意げに話し続けたり、
上司の悪口を言ったり、
嫌いな同僚や部下を罵ったり・・・

あぁイヤな思い出がよみがえりました😢

そんな愚痴や悪口も初めて聞く人は、「へぇ~そうなんだぁ」と同情してくれたり、感心してくれたりしますが、
それが、何度も続くと閉口したくなるのもわかります。

しかし、そのことがきっかけで、その人の別の一面が見えて、共通の敵がわかって、仲良くなったり、なんてこともあるかもしれません。

普段見せない一面やひざを交えて話さないとわからない真意などは、普段は見えません。

それは情報量に圧倒的な差があるからです。

ディスカウント店「ドン・キホーテ」のPBは商品名はとてつもない長さです。
7月発売の商品は、300文字を突破しています。
奇をてらっているのかと思いきや、そこには確たる戦略があります。

製法、味わい、担当者の開発物語……
消費者が興味を引きそうな情報を余さず盛り込み、売り場で視線を集める戦術です。

「ターゲットに刺さるキーワードがない」
「商品名は名が体を表していないとダメ」
「他の商品でも使い回しできるような凡庸な文言だ」
「シズル感が足りない」

ネーミングを考える時には、いろいろと思いを巡らすものです。

でも、お客さんの思いを100%察知することはできません。
ならば、まずこちらの情報をしっかりと伝えて、それをお客さんに理解してもらう。
というのも一つの考え方です。

お客さんがどんな問題を抱えているのか、わからないとか、競合品が多くて差別化するのが困難な商品は、
まず自らがどんな商品であるかをしっかりとお客さんに売り込む。

そのためにできる限り多くの情報を伝える。
その手段がネーミングであったりするんですね。

決して奇をてらったその場限りの戦術ではないところが、「ドンキ」らしいとは思いませんか?

自社商品の情報を如何に正確かつ豊富にお客さんに伝えるか・・・
そのためには・・・「誰に」「何を」「どのように」伝えるかを知らなければなりません。

そのヒントは・・・「モノづくりの教科書」の中にあります。

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